希空~空姫に希望を。~

下っ端の中で1番広い部屋をたった1人で割り当てられていた七瀬。


4人部屋とか結構あるって聞いてたけどな。



やっぱりコイツの一匹狼っぷりは相当なモンだ。




七瀬が部屋にある唯一のイスに空姫が座るよう促し、そのまま壁にもたれかかるようにして立ち止まった。


諷賀がカーペットの上に座ったのをきっかけに、オレ達も座る。



「とりあえず、自己紹介しましょうか」


いつも通りの笑顔の仮面を身に着けた諷賀が口を開いた。



「さんせーい!」


守唄さんの明るい声が響く。



諷賀が再び口を開こうとしているタイミングで、オレが割り込む。


「なぁ、オレ達幹部になる訳だし、

 全員タメ口でいいよな?」


だってこのままだと総長になる諷賀が幹部相手に敬語を使うことになる。




事情を知らねぇ下っ端から見たら混乱するよな?



「そうだね。お2人がいいのであれば」


そう言って諷賀は守唄さんと弓代さんの方を見る。




「もちもちオッケー♪」


「あぁ」


2人の同意が取れて、脱線していた話が自己紹介に戻る。




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