秘密の同居生活～オレ様副社長の罠にはめられました～

けれど、反省したわたしは、次の日木谷くんに謝ろうと教室で声をかけたときのことだった。

木谷くんの顔がいつもと違ってることに気づいた。

「お前にはもう飽きたんだよねー。」

木谷くんは顔を歪めて冷たい声で言った。

「え？どういうこと？」

そして…
教室でみんながいる前で…木谷くんは言い放ったのだ。

「一回やったくらいでさぁ。彼女面すんなよなー。うざい。」

えっ…？なんなの？それ…。

クスクスとクラス中の人たちが笑っている。

美奈子だけが、呆然と立ちすくむわたしの手をひいて保健室に連れて行ってくれた。
その日は保健室で過ごした。

次の日も休みたかった。
けど…そんなことしたら、ダメだよと美奈子に言われ、美奈子に引っ張られて無理やり登校した。

「せっかく進学校に入ったんだよ。木谷くんに人生潰されちゃダメ」

って…