秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~


木谷くんがアメリカから戻ったので、なんとか話を…と思ったのだが、今度は木谷くんのほうがわたしを避けはじめたらしく、突然経理課にも寄り付かなくなった。

あの公園でのことがあったからだろうか…。

けど、木谷くんの連絡先わからないし…内線するくらいしか…。

どうしようかと思ってるうちに、刻々と日々は刻まれていく。

3週間後のパーティーはいまや1週間後になってしまっていた。

木谷くんとわたしはなんとなく噂になってるらしい。
やっぱりコンビニから出てきたところとか…を見ていた人がいるらしく、ヒソヒソ話をされることもあった。


その日は朝は晴れていたのに、帰りぎわに雨が降り出し、わたしは傘を持っていないことに気づいた。
締日だったので遅くなったのも運悪かった。
定時だったらまだ雨降っていなかっただろうけど…。

どうしよう。コンビニによって傘買うしかないか…?

コンビニは横断歩道を渡って向こう岸にあり、片側5車線のこの道路を渡るだけでもこの雨じゃぁ濡れてしまうだろう。

けど、仕方ない。

意を決してビルの入り口を出た時のことだ。

後ろから大きな黒い傘がにゅっとわたしの上にかぶさった。
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