秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
「夏菜ちゃんってエレガントだし…春臣にぴったりだわ~。」

最初の頃とのえらい変わりように夏菜も最初は戸惑っていたみたいだったが、そこは割り切って九条の親戚や母親とつきあっていくつもりらしい。

まぁ俺には夏菜がなんの血筋であろうとどうでもいい話だった。

夏菜っていうひとりの女性を好きになったんだから、当の本人が俺のそばにいてくれればほかはなんだっていいのだ。

「あら、京太郎とかおりちゃん。お久しぶり。」

もうわだかまりもなく、話せていることだけでも喜ばないとな…。

母親と京太郎とかおりが談笑している間に、夏菜の用意ができたと世話係が扉を開けた。

「写真の撮影をしますので、新郎様。こちらへ。」

俺は、世話係に導かれ、撮影ルームの扉をあけて…
そして息をのんだ。

< 232 / 244 >

この作品をシェア

pagetop