先生の全部、俺で埋めてあげる。



それから俺はまた毎日のように図書館に通った。


青山さんからの連絡を待っててもよかったんだけど、入れ違いになるのはイヤだったから。


できるだけ空いた時間は図書館で過ごしていた。




でも先生はずっと来なくて。


せっかく青山さんに後押ししてもらって勇気が出たのに、焦りばかりが膨らんでいく。


やっぱりもうここには来ないんじゃないかって。


あの日が先生と会える最後のチャンスだったのかもしれないって。


不安ばかりが押し寄せる。


なんであの時、先生にあんなひどいこと言っちゃったんだろうって後悔してる。


せめて、そのことだけでも謝りたい。



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