先生の全部、俺で埋めてあげる。
10月14日(金)
彼の命日。
今日は1日中ぼーっとしていて、普段やらないミスばっかりした。
放課後、ぼんやりと学校の外を眺めていると、里巳くんが女の子と歩いているところが見えて。
あー、やっぱり彼女ができたのかって、なぜか泣きそうになった。
仕事が終わってから図書館に行くと、ずっといなかった里巳くんがいて、胸が詰まりそうになった。
なんなんだろう、この感覚。
里巳くんは私が元気ないのを気付いてくれていたみたいで、気にかけてくれていた。
両親が帰ってこなくて寂しいって言ってたけど、もしかしたら私の気持ちを察して一緒にいてくれてるのかなとも思った。
里巳くんの優しさがじんわりと心に滲む。