先生の全部、俺で埋めてあげる。
先生は途中で負けていたらしくて、俺は先生と当たることはなかった。
先生は誰と勝負して負けたんだろう。
気になる。
なんか、
イライラする。
そんな気持ちとは裏腹に俺は気づけば決勝戦まできてしまっていた。
なんで俺が。
決勝の相手は男子の間でも可愛いと有名な女子。
俺たち2人を囲んで、みんなが見ているから、それがすごいイヤだった。
先生も見てるのかな。
見られてたらイヤだな。
なんて思っていた。