先生の全部、俺で埋めてあげる。



自分の家に帰ると、俺はリビングには行かずそのまま自分の部屋に入った。


両親は仕事で海外に赴任中。


週に数回、家政婦さんが掃除や炊事をしにくるぐらいで、
今はこの広い家で俺一人が生活をしている。


そのまま俺はベッドへ倒れ込むように横になった。




”夕惺のこと愛してる”




先生の声が
何度も頭の中で再生される。


先生にはご飯もしっかり食べてと言われたれど、全然食欲がない。


まだ意識がボーっとするのは、貧血のせいだろうか。



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