愛染堂市
「・・・この間、買っていったダッジのラムはどうした?」
『もう乗らなくなった』
「なんで?」
『・・・カーナビが壊れてるから』
「じゃぁ・・・カーナビ交換すりゃぁ済むだろ?」
『・・・カーペットが汚い』
「クリーニングにでも出せばいいだろ?」
『・・・シートベルトの・・』
「あぁ~あぁ~あぁ~もうイイ!!わかった!!わかった!!・・・それでラムはどうした?持ってきたのか?下取りか?」
『いや・・・ラムは処分してくれ』
「処分?!・・・もったいねぇ二年落ちだぞ」
『落ちって言うより二年盗りだろうが?・・・とにかく処分だ!!スクラップにしてくれよ』
俺がそう言うと、車屋はしわくちゃの顔に更にしわを寄せて、内線で「誰か来い」と作業員を呼びつけた。
女は俺達のやり取りを聞いて、クスクスと笑っていた。
『もう乗らなくなった』
「なんで?」
『・・・カーナビが壊れてるから』
「じゃぁ・・・カーナビ交換すりゃぁ済むだろ?」
『・・・カーペットが汚い』
「クリーニングにでも出せばいいだろ?」
『・・・シートベルトの・・』
「あぁ~あぁ~あぁ~もうイイ!!わかった!!わかった!!・・・それでラムはどうした?持ってきたのか?下取りか?」
『いや・・・ラムは処分してくれ』
「処分?!・・・もったいねぇ二年落ちだぞ」
『落ちって言うより二年盗りだろうが?・・・とにかく処分だ!!スクラップにしてくれよ』
俺がそう言うと、車屋はしわくちゃの顔に更にしわを寄せて、内線で「誰か来い」と作業員を呼びつけた。
女は俺達のやり取りを聞いて、クスクスと笑っていた。