御坂くん、溺愛しないで。



さらには堂々とキスを始めてしまい、ぶわっと顔の温度が上昇した私は勢いよく顔を背けて御坂くんのほうを向いた。


「……っ」

するとどうやら御坂くんも隣のカップルを見ていたらしく、彼自身頬を赤らめて気まずそうに顔を前に向けている。


なんとなく御坂くんは平気だと思ったけれど、違うらしい。



「なんか、すみません…先輩が食べ終わったら教室戻りましょう」

「あ、うん…ごめんねすぐ食べます!」


御坂くんを待たせてはいけないと思い、ミルクプリンをゆっくり味わうことをせずにどんどん口へと運ぶ。

食べ終わるなり私はすぐに立ち上がり、中庭の隅に設置されているゴミ箱に空になった容器とスプーンを捨てた。


そのすぐ後に御坂くんも私のところへ来てくれたため、中庭を後にした私たち。


< 146 / 345 >

この作品をシェア

pagetop