独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる

「さて、白状してもらおうか」

「え……あの」

「どこから覚えてないんだ? あの夜のこと」

 逃げ場のないまま真正面から顔を覗き込まれ、目を逸らすことも許されない。

 涙が乾いた痕がひきつれ、喉が痙攣する。

「優梨子」

 叱るように名前を呼ばれ、たまらずうなだれた。

「ごめんなさい――」










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