独占欲強めな弁護士は甘く絡めとる
「優梨子が素直だからつられて素直に気持ちを言ったのに、前のときは目が覚めたとたん、なんかよそよそしいからさ。もしかしたら、酒が入ると奔放になって誰に対しても好き好き言うのかなって。あとでいろいろ考えて焦った」
私から手を離し、今度は身を乗り出すようにして顔を覗き込んでくる。探るような視線を真正面から受け止めて、私は抗議した。
「誰にでもなんて、言いません」
口を尖らせながら、香坂先生のことをやたらと気にしていたのもそのせいか、と納得する。
峰島先生は、あの大人の雰囲気たっぷりで少しだけ意地悪な弁護士先生に対しても、私が好き好き言ったのではないかと疑っていたのだ。
そんなに軽い女だと思われたことがショックだったけれど、腹立たしさよりも仕方ないという諦めの気持ちが湧いた。
それだけ、私の酔い方がヒドいということだ。