一夜からはじまる恋
「これがいいかな。俺はこっちも好きだな。でも転んだら嫌だしな。」
樹のドレスを選び。樹よりも湊の方が一生懸命で樹はうれしくなった。

「これってお腹周りのデザインは?結婚式のころは7か月だから」
湊はいろいろと考えを巡らせている。

「樹は?こっちとこっちだったらどっちがいい?」
「私より、湊さんのタキシードから決めません?」
樹の言葉に湊は樹をじっと見る。
「却下。俺は樹のドレスに合わせる。」
と湊は再びドレスの写真を食い入るように見ていた。

何着かに絞ったウェディングドレスを試着すると湊は自分の携帯電話で何枚も写真を撮った。
< 222 / 349 >

この作品をシェア

pagetop