色盲症の彼女は幸せの色がわからない。
「ナイスタイミングじゃない?」
そういいながら夕日を眺める海斗。
「そうだね、」
海斗にはこの夕日は綺麗に見えているだろう…
でも私には…不気味な〝青暗い夕日〟
飲み込まれそうな夜空を見上げている様だった。
とたんに怖くなった
「……っ」
「成海。」
「あ、え、なに?」
不安を笑顔で隠そうとした。
「何か悩んでるでしょ。」
「え?どうして?」
「なんとなくわかるよ、
俺で良かったら…話聞くけど…」
「大丈夫だよ。気にしないで」
「そっか、」
少しだけ海斗が悲しい顔をしたような気がした
やっぱり隠してもバレちゃってるのかな。
でも隠さなきゃ、
色盲症だって知ったら…
海斗は離れていってしまうかもしれない。
あれ、どうして離れてほしくないの…?
グイイイッ…
「いたっ」
「あんまりぼーっとしてると…太るぞ?」
「なっ、太らないもん!」
「へぇ……」
頬をつねられた仕返しに
海斗の頬をつねろうと思い手を伸ばした瞬間、
「わっ、」
ドサッ
体重を海斗の方にかけすぎて…
押し倒してしまったのだ。
「うわ、、ごごごごめめめ、、」
「うわーおもたーい!(笑)」
「ひどい…」
そういいながら素早く退けると
「怪我ない?」
「私は大丈夫だけど、ごめんね、」
「いいよいいよ、へーき!」
いつもニコッとして
自分じゃなくて私の心配ばかり…
「もっと自分のことも心配しなきゃだめだよ」
「え?」
「海斗、いつもニコニコしてるから、
悩んでる時とかなさそうに見えるけど…
私はそういう人がいちばん何かかかえてるって思うの。」
「そんなこと言われたの初めてだな…」
「あ、ごめん、気に触った?」
「ううん、成海は人の気持ちがちゃんとわかる良い奴なんだな
って、改めて思った」
「そ、そうかな(笑)」
「……俺、小さい頃母さんを事故で失くしたんだ。」
「え?」
「父さんは厳しい奴でさ、いっつも俺に勉強ばっかさせて、
うち病院経営してるんだけど、それ継がせようとしてたみたいで。
父さんと違って優しくて穏やかな性格の母さんが
大好きだった。」
「……そうだったんだ、」
「いつも母さんは俺の心配ばっかでさ、俺が少し元気ないだけでも悲しい顔してたんだ。
だから、母さんが死んだ時も泣くの我慢して、
周りに心配かけないように振舞ってたら、
こういう性格になったんだろうな、俺。」
「私は…海斗の性格好きだよ」
「すき?」
「うん、すき」
「っ……///」
「ええ、なんで黙るの?」
「いや、別に…その、
成海にそんなふうに言って貰えたのが
嬉しかった…から。」
「なにそれ?(笑)」
あはは、と2人で笑いあった。
今日は私にとって
すべてがとても鮮やかに色付いて見えた1日だった。
そういいながら夕日を眺める海斗。
「そうだね、」
海斗にはこの夕日は綺麗に見えているだろう…
でも私には…不気味な〝青暗い夕日〟
飲み込まれそうな夜空を見上げている様だった。
とたんに怖くなった
「……っ」
「成海。」
「あ、え、なに?」
不安を笑顔で隠そうとした。
「何か悩んでるでしょ。」
「え?どうして?」
「なんとなくわかるよ、
俺で良かったら…話聞くけど…」
「大丈夫だよ。気にしないで」
「そっか、」
少しだけ海斗が悲しい顔をしたような気がした
やっぱり隠してもバレちゃってるのかな。
でも隠さなきゃ、
色盲症だって知ったら…
海斗は離れていってしまうかもしれない。
あれ、どうして離れてほしくないの…?
グイイイッ…
「いたっ」
「あんまりぼーっとしてると…太るぞ?」
「なっ、太らないもん!」
「へぇ……」
頬をつねられた仕返しに
海斗の頬をつねろうと思い手を伸ばした瞬間、
「わっ、」
ドサッ
体重を海斗の方にかけすぎて…
押し倒してしまったのだ。
「うわ、、ごごごごめめめ、、」
「うわーおもたーい!(笑)」
「ひどい…」
そういいながら素早く退けると
「怪我ない?」
「私は大丈夫だけど、ごめんね、」
「いいよいいよ、へーき!」
いつもニコッとして
自分じゃなくて私の心配ばかり…
「もっと自分のことも心配しなきゃだめだよ」
「え?」
「海斗、いつもニコニコしてるから、
悩んでる時とかなさそうに見えるけど…
私はそういう人がいちばん何かかかえてるって思うの。」
「そんなこと言われたの初めてだな…」
「あ、ごめん、気に触った?」
「ううん、成海は人の気持ちがちゃんとわかる良い奴なんだな
って、改めて思った」
「そ、そうかな(笑)」
「……俺、小さい頃母さんを事故で失くしたんだ。」
「え?」
「父さんは厳しい奴でさ、いっつも俺に勉強ばっかさせて、
うち病院経営してるんだけど、それ継がせようとしてたみたいで。
父さんと違って優しくて穏やかな性格の母さんが
大好きだった。」
「……そうだったんだ、」
「いつも母さんは俺の心配ばっかでさ、俺が少し元気ないだけでも悲しい顔してたんだ。
だから、母さんが死んだ時も泣くの我慢して、
周りに心配かけないように振舞ってたら、
こういう性格になったんだろうな、俺。」
「私は…海斗の性格好きだよ」
「すき?」
「うん、すき」
「っ……///」
「ええ、なんで黙るの?」
「いや、別に…その、
成海にそんなふうに言って貰えたのが
嬉しかった…から。」
「なにそれ?(笑)」
あはは、と2人で笑いあった。
今日は私にとって
すべてがとても鮮やかに色付いて見えた1日だった。