【番外編 完】愛を知らない彼
私の塞ぎこんだ様子を心配して、弟が声をかけてきた。
もう一人で抱えきれず、これまでのことを話していた。
康介さんと一緒に暮らし始めたこと、結婚の約束をしていること、年明けに親へ挨拶に行くつもりたったこと……
そして昨日、康介さんの婚約者だという女性が現れ、別れるように言われたこと。
「姉ちゃん、それが本当なら許せない。でもまずは、康介さん本人と話さないと。その女の嘘かもしれないし」
「そうだよね。わかっているんだけど……彼女、婚約指輪をしていたの。それに、親しげに名前を呼んだり、また食事に連れてってなんて約束したりしてるの。同じ職場の人だって言うし……」
「でも、姉ちゃん達同棲してるんだよね?他に婚約者がいる人が、遊びで別の人と同棲なんかするか?普段の帰宅時間とか、週末の過ごし方とか、変なところがあれば何か気づくよね?」
「帰りが遅い日はちょこちょこあるよ。でもそれは、海外とのやりとりがあるからって聞いてる。週末は仕事が入る日もあるよ。そうでない日は、一緒に過ごしていたよ」
もう一人で抱えきれず、これまでのことを話していた。
康介さんと一緒に暮らし始めたこと、結婚の約束をしていること、年明けに親へ挨拶に行くつもりたったこと……
そして昨日、康介さんの婚約者だという女性が現れ、別れるように言われたこと。
「姉ちゃん、それが本当なら許せない。でもまずは、康介さん本人と話さないと。その女の嘘かもしれないし」
「そうだよね。わかっているんだけど……彼女、婚約指輪をしていたの。それに、親しげに名前を呼んだり、また食事に連れてってなんて約束したりしてるの。同じ職場の人だって言うし……」
「でも、姉ちゃん達同棲してるんだよね?他に婚約者がいる人が、遊びで別の人と同棲なんかするか?普段の帰宅時間とか、週末の過ごし方とか、変なところがあれば何か気づくよね?」
「帰りが遅い日はちょこちょこあるよ。でもそれは、海外とのやりとりがあるからって聞いてる。週末は仕事が入る日もあるよ。そうでない日は、一緒に過ごしていたよ」