身ごもり秘夜~俺様御曹司と極甘な政略結婚はじめます~
◇
「琴音、よかったの?」
「うん?」
閑と両親がリビングで話をしている間、可乃子とふたりでカップを下げてキッチンを片付けていると、突然可乃子が話しを振ってくる。
「何が?」
「閑と結婚。無理やりお父さんに言われたんじゃないの?」
どう反応すればいいのか困って、琴音は声を詰まらせた。可乃子がそんなことを聞いてきた意味が、どちらなのか迷ったからだ。
可乃子と閑が昔付き合っていたことを知っていて、平気かどうか、ということと、これが恋愛結婚ではなく家同士の結婚だということと。どうやら、後者だったらしいと続いた言葉で察した。
「二宮と染谷にそんな話があったなんて、知らなかったね」
「うん。けど、最初は問答無用で婚姻させようって気はなかったみたい」
「そうなの? でもお父さんは問答無用みたいな言い方だったわよ」
「うちとしてはね、そうだったみたいだけど……お姉ちゃんは、良かったの? お父さんとお母さんは、この話が来た時にお姉ちゃんに聞いたんでしょ?」
「琴音、よかったの?」
「うん?」
閑と両親がリビングで話をしている間、可乃子とふたりでカップを下げてキッチンを片付けていると、突然可乃子が話しを振ってくる。
「何が?」
「閑と結婚。無理やりお父さんに言われたんじゃないの?」
どう反応すればいいのか困って、琴音は声を詰まらせた。可乃子がそんなことを聞いてきた意味が、どちらなのか迷ったからだ。
可乃子と閑が昔付き合っていたことを知っていて、平気かどうか、ということと、これが恋愛結婚ではなく家同士の結婚だということと。どうやら、後者だったらしいと続いた言葉で察した。
「二宮と染谷にそんな話があったなんて、知らなかったね」
「うん。けど、最初は問答無用で婚姻させようって気はなかったみたい」
「そうなの? でもお父さんは問答無用みたいな言い方だったわよ」
「うちとしてはね、そうだったみたいだけど……お姉ちゃんは、良かったの? お父さんとお母さんは、この話が来た時にお姉ちゃんに聞いたんでしょ?」