お願いだから、俺だけのものになって
(☆美紅side)
私は毎朝
お弁当屋の店番を終えると
朝ご飯を食べ
着替えて高校へ行く
私の通う常盤女子高は
家から歩いて
5分くらいの所にあって近い
商店街を東に入ると
奏多君のいる
桜木高校があるけど
私の高校は
商店街を西に入って
少し行くとある
このマフラー
どうやって奏多君に返そう・・・
学校の授業は頭に入らず
朝からそればかり考えている
連絡先は知らないし・・・
でもマフラーがないと
奏多君も困るよね・・・
昼休み
親友の夕(ゆう)ちゃんに
相談した
「それは、奏多君の高校に
返しに行くしかないでしょ」
「そんなのできないよ
恥ずかしいもん」
「でも返してあげないとね
美紅のせいで
寒い思いしてるかもしれないよ」
「う・・・」
夕ちゃんの言う通りだね
この真冬に
マフラー無しって
辛いよね・・・
「美紅!
学校の門の前は無理でも
商店街のゆるカフェの前で
待ってればいいじゃん
あそこは桜木高校の人達は
絶対通るんだから」
「わかった!!
放課後
マフラー渡しに行ってくる」
私は勇気を出して
奏多君に
会いに行くことに決めた
私は毎朝
お弁当屋の店番を終えると
朝ご飯を食べ
着替えて高校へ行く
私の通う常盤女子高は
家から歩いて
5分くらいの所にあって近い
商店街を東に入ると
奏多君のいる
桜木高校があるけど
私の高校は
商店街を西に入って
少し行くとある
このマフラー
どうやって奏多君に返そう・・・
学校の授業は頭に入らず
朝からそればかり考えている
連絡先は知らないし・・・
でもマフラーがないと
奏多君も困るよね・・・
昼休み
親友の夕(ゆう)ちゃんに
相談した
「それは、奏多君の高校に
返しに行くしかないでしょ」
「そんなのできないよ
恥ずかしいもん」
「でも返してあげないとね
美紅のせいで
寒い思いしてるかもしれないよ」
「う・・・」
夕ちゃんの言う通りだね
この真冬に
マフラー無しって
辛いよね・・・
「美紅!
学校の門の前は無理でも
商店街のゆるカフェの前で
待ってればいいじゃん
あそこは桜木高校の人達は
絶対通るんだから」
「わかった!!
放課後
マフラー渡しに行ってくる」
私は勇気を出して
奏多君に
会いに行くことに決めた