日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「ようやくかぁ、"月の白龍"」



「っ、山城(やまぎ)」



山城と呼ばれた男が楽しそうに笑い声をあげる。



「お前だけは絶対に許さねぇ。


せっかく俺好みに仕上がってきた"白龍"を
元に戻しやがってぇ!!!」



「違法してたお前らが悪いんだろうが」



「あぁ!そうだな!!


そう言ってお前は俺達を追い出した!!」



「きちんと喧嘩で勝っただろぉが!!!」



「うるせぇぇ!!!


絶対、絶対お前だけは許さねぇ!!!」



「桃華!!他のやつは任せた!!」



「っ、任された!!」



悠月が山城と殴りあうのを合図に
こちらも3人が殴り掛かってくる。



っ!



下の人達とは比べ物にならないほど強い!



「桃華!!」



夏美、大丈夫だよ。



そんな心配そうな声出さないで。



絶対



絶対に、



「夏美は助け出す!!」



私は気づかなかった。



スーツの男が大きく笑っていることに。
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