日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「はは!
君は面白いことを言うね。


たった10歳になるかならないかの子供に、
どうやって親に反対しろと言うのか」



「っ!それでも!!」



「出来損ない。
そう言われていたの仕方ないだろう。


妃瀬組の暗殺を担当していた黒田一派に
人を殺すのを戸惑う子供が
産まれてしまったのだから。


こればかりは産まれを恨むしかない」




「そのせいで、東華様は出来たんだ。」



「君たち瀬の一族には嬉しい誤算だろ」



「東華様は!!
今も悔やんでらっしゃる!!


黒田 桃華の頃の、人を殺すのを躊躇う
気持ちを失った事を!!」



「そんなものを持っていても、
敵に殺されるだけだ。」



「それでも!!
東華様は、桃華を捨て切れてない。」



「あぁ、なるほど、


だから一ノ瀬 桃華なんていう、
昔の出来損ないの人格で学生をしてるのか」



「っっ!!!」



「渉くん。


私は悲しいのだよ。」
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