日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「は、なに、が」



「せっかく桃華が両親に褒められる人格、
妃瀬 東華を手に入れたのに、


こんな生温い学生をしているなんて」



「これは、東華様のご意志だ。」



「うん、そうかもしれない。


それでも、私は悲しい。


だから考えたんだ。


どうしたら、黒田 桃華の人格が
本物の人格ではなく、


妃瀬 東華の方の人格が主人格になるのかをね」



「は、そんなのは、ありえない」



「なぜ?」



「東華様がそう願っていられるからだ。


妃瀬 東華ではなく、いつか、
何物でもない桃華として生きるのを」



「それは、」



「貴方方が無理やり黒田 桃華を
妃瀬決定戦の放り込んだあと!!


桃華としての人格を守るために!
東華様の人格が出来た!!


貴様ら黒田のせいで!!!」



「はは!
感謝されても怒られるとは思ってなかった!」



「白々しい!!」



「でもね、渉くん。
私は諦めない。


いつか、完璧な妃瀬 東華を作ってみせる。」
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