日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
『ふふ、大丈夫ですよ。


この命、ルッサルさんに拾われた時から
東華様に預けていますので』



「ありがとう」



『いえ。』



「じゃあ、頼んだわ」



そう言って東華は電話を切るとスマホを投げる



おい!



てか、



「ルッサンブルクスって!!
情報屋だったのか!!」



「えぇ、妃瀬子飼いのね。」



「し、知らなかった」



「だから殺し屋がよく着てるのよ」



「まさか、情報操作してんのか?」



「当たり前」



「うぉー!!
それに釣られてた俺が恥ずかしい!!


しかも!
あんなお淑やかで綺麗な瑞葉さんが
情報入手のスペシャリストだったなんて」



「瑞葉さんは東華様がルッサルさんに
直々に命令して保護させた方なのですよ」



葉那ちゃんがドヤ顔で言う。



初めて俺葉那ちゃんの
年相応の顔みた気がする。



「葉那、その話はいいわ」



「ん?てか、なんで俺たちに頼まないんだ?


情報入手なら俺たちでも」



「黒田 康晃相手に股を開きたかったら
そうしなさい。」



「ひぃ!!」
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