ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
「大丈夫だ、エリナ。お前の安全はこの俺が保証するからな」
「……ルディさん」
爪が引っ込んだので、肉球を揉み揉みしていたエリナだったが、『安全』というルディの言葉を聞いて手を離した。
「なんだ?」
「この世界は、女性には危険な所なのでしょうか?」
エリナはルディのモフモフした首にをきゅっとしがみついて言った。
「その……わたしのような子猫には、身の危険がある、ということが……」
日本も、若い女性が1人で暮らして行くには様々な危険があった。ましてや、今いるのは右も左もまったくわからない異世界なのだ。その上エリナの身体は幼い猫になっている。
誰かに襲われたらひとたまりもない。
ルディは、不安になったエリナをぎゅっと抱きしめてから、虎の騎士に向かって厳しい声で言った。
「キーガス、エリナが怯えているではないか! 貴様はエリナを見てはならん!」
「はっ!」
虎の獣人は、素早くエリナから視線を逸らした。
「キーガスは同じ猫科だからな。しっかりした男だし、信頼する部下なので信じているが、エリナはこの通り、非常に可愛らしい。なので念のためだ」
「……信じて……褒められて……喜びたいが……尊敬する隊長に……幼女趣味を疑われているのは……辛すぎる……」
無実の罪を着せられそうな気の毒なキーガスは、椅子の上で頭を抱えるのであった。