ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
「あんた、エリナって言うんだね、同じ猫のよしみでさ、考えてみてよ。あたしはこの食堂の持ち主であるギギリクの妹のミメットだよ。しょうもない兄が、ふらっと料理の修行と称した旅に出ちゃったから、この食堂のことを引き受けてるんだけど……肝心の料理の才能がなくてさ」

 彼女は肩を落とした。

「閉めちゃうと、営業許可を取り直すのが大変なんだ。で、兄さんの知り合いの警備隊のみんなが、こうして順番に食べに来てくれるんだけどさ……これじゃあ、申し訳なくて……」

「ええと、まあ、そんな感じ」

 サファンは、肩をすくめた。

「正直言って、ミメットがもっと上達してくれると助かるなあ」

「ギギリクは、ケガをする前は警備隊にいた仲間だから、留守を守ってやりたい。やりたいんだが……」

 ルディは言葉を濁した。

「……」

 そして虎のキーガスは、お代わりしたパンでお皿を拭ってピカピカにしながら、まだ食べていた。
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