※彼の愛情表現は、少しだけ重すぎる。

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この世に生きる者は、2種類に分けることができる。

見下す側と、それ以外だ。


私のいるグループは、クラスのカーストトップ。

無論、見下す側だ。


廊下を歩いているだけで、自然と人波が左右に分かれて道ができていく。


クラスの話し合いの時なんかでも、一番の権力を持っている。


一方で〝それ以外〟側になれば、常に見下す側の顔色を窺いながら肩身の狭い生活を送ることになる。


『うわ～、ひとりでお弁当食べてる。友達いないんだね、カワイソ～』


――私は、もう二度と失敗しない。

〝それ以外〟になるわけにはいかないのだ。