君の隣でみる夢
「6年半前にね、あの子の大学受験の日、あの子は病院に運ばれたの。」
永遠は高校三年の冬、受験をした日を思い出していた。
確か自分と同じ日に柚葉も大学を受験していたはずだ。
「その時の検査で脳に腫瘍が見つかったのよ。」
「腫瘍?」
「そう・・・。あっ、中学の時の事故は全く関係ないってお医者様から言われたから、責任感じないでね?」
永遠は息をのみながら話の続きを待つ。
「その腫瘍をとる手術は高校の卒業式の翌日に入院してやったのよ。」
そんなことひとつも知らなかった。
卒業式の前の日、柚葉に告白した日もそんなことなにも言ってなかった。
「腫瘍があるってわかる前から自覚症状はあったみたいでね。頭痛や耳鳴りがひどかったらしいのよ。」
永遠は高校三年の冬、受験をした日を思い出していた。
確か自分と同じ日に柚葉も大学を受験していたはずだ。
「その時の検査で脳に腫瘍が見つかったのよ。」
「腫瘍?」
「そう・・・。あっ、中学の時の事故は全く関係ないってお医者様から言われたから、責任感じないでね?」
永遠は息をのみながら話の続きを待つ。
「その腫瘍をとる手術は高校の卒業式の翌日に入院してやったのよ。」
そんなことひとつも知らなかった。
卒業式の前の日、柚葉に告白した日もそんなことなにも言ってなかった。
「腫瘍があるってわかる前から自覚症状はあったみたいでね。頭痛や耳鳴りがひどかったらしいのよ。」