君の隣でみる夢
柚葉の母は永遠の前に紅茶を置き永遠の正面に座った。
「一度目の手術では腫瘍がとり切れなくて、手術は二回したの。二回目の手術の前に腫瘍の位置が悪くて左耳の聴力を失う可能性があることは言われていてね、手術の直前に・・・あの子、永遠君に連絡したでしょ?」
その言葉に永遠は心が締め付けられた。
間違い電話かと思っていた柚葉からのたった一度の電話。あの電話だとすぐにピンときた。
「あの子がこの世で最後に聞いたのは永遠君の声だったのよ?」
柚葉の母の瞳から涙があふれた。
泣きながら柚葉の母は話を続ける。
「あの子、永遠君のことが大好きだったのよ?事故の前も後もずっと。だから永遠君から告白されたことすごく喜んでた。永遠君からの言葉があったから手術を決心してくれたのよ。」
永遠は何も知らなかった自分への悔しさと、柚葉がどれだけの苦しみを背負っていたのかをおもうといたたまれなかった。
「一度目の手術では腫瘍がとり切れなくて、手術は二回したの。二回目の手術の前に腫瘍の位置が悪くて左耳の聴力を失う可能性があることは言われていてね、手術の直前に・・・あの子、永遠君に連絡したでしょ?」
その言葉に永遠は心が締め付けられた。
間違い電話かと思っていた柚葉からのたった一度の電話。あの電話だとすぐにピンときた。
「あの子がこの世で最後に聞いたのは永遠君の声だったのよ?」
柚葉の母の瞳から涙があふれた。
泣きながら柚葉の母は話を続ける。
「あの子、永遠君のことが大好きだったのよ?事故の前も後もずっと。だから永遠君から告白されたことすごく喜んでた。永遠君からの言葉があったから手術を決心してくれたのよ。」
永遠は何も知らなかった自分への悔しさと、柚葉がどれだけの苦しみを背負っていたのかをおもうといたたまれなかった。