君の隣でみる夢

じっと永遠を見ていた柚葉はまた天井に視線を移す。

「柚葉、ちゃんと食べないと。水分も取らないと入院になるぞ？」
柚葉に聞こえないとわかっていながら永遠は話しかける。
「ごめんな。俺気づいてやれなくて。具合が悪いから柚葉は行きたくなかったんだよな。俺医者なのにさ、失格だよな。気づかないなんてさ。ごめんな。」
永遠が頭を下げたまま目を閉じる。

すると

！？

自分の頭を撫でる感覚に永遠が顔を上げると柚葉が自分の方をもう一度見ながら自分の頭を撫でていた。