君の隣でみる夢
「赤ちゃんが生まれたら、こんなにいたわってもあげられないからな」
「どういう意味?」
「俺はきっと赤ちゃんにメロメロで柚葉のことは」
途中まで言いかけた永遠の言葉に柚葉が頬を膨らませる。
「私より赤ちゃんが大切って話?」
「もちろん!」
「ひどい!」
頬を膨らませる柚葉に永遠が微笑む。
「嘘だよ。柚葉も赤ちゃんも大切にするよ。」
まだ柚葉は頬を膨らませている。
「顔色悪いし、お腹が張ってるから少し休んだほうがいい。」
永遠は柚葉の足をソファへあげて柚葉の体を倒した。
ブランケットをお腹にかける。
柚葉はまだ頬を膨らませている。
「チョコが必要か?」
永遠の言葉に柚葉は我慢できずに笑った。
「もう!私は動物じゃないんだから」
「ごめん」
永遠は柚葉の頬に口づけるとキッチンへ向かった。
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