キンダーガーテン五      ~ここが居場所~

抱き枕

「悠君。
今日の記念に……………ちょっぴりアルコール………
飲んじゃ………ダメ??」

「えっ?
アルコール??
ダメ………じゃない………事もない……けど………。
う~ん……………………。
どうしても飲みたい?」

「うん!
ちょっとだけ大人の仲間入りがしたい。
ワガママ聞いて………くれる?」

ニッコリ笑っておねだりしたら。

「ワガママかぁ~
……………確かに、言えって言ったけど………………。」って悩み中。

以外な反応に戸惑いながら。

でも…………もう決心しちゃったから!

「ねっ?!」

…………ってだめ押ししたら。

「う~ん。
……………だったら………………後で良い?
今からイルミネーションを見て
部屋に帰ってからゆっくり…………。
唯に飲ませると……………。」

良いとは言ったけど

まだ踏ん切りがつかないのかブツブツ言ってる悠君。

でも、戸惑いは聞かなかった事にして!

「だったら、帰ってから。
ねっ!!
……………………約束!」って強引に決めちゃった。

後は……………

携帯で電話して、教えを請わないとね。

相手は……………

やっぱり尋ちゃんかな?

一人企む唯を不審そうに眺めながら。

「奥さん、頼ってね。」って釘を刺された。
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