キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「………………それで?」

ベッドとソファーと……………少し距離は有るものの

話しを聞こうとしてくれる悠君。



「あの…………………。
さっき、夕ごはんの時…………。
悠君が『去年は去年。去年があったから……今の幸せがあるよ。』って
言ってくれて…………。
ホントにそうだなぁって思ったの。
悠君って………やっぱりすごいなぁって尊敬して。
自分は………グラグラと、いつも気持ちが揺れてるなぁって思ったの。
どうしてかな?って考えて浮かんだのが……………
悠君と一つになってないからじゃないかな?って思えて………。」

「だからそれは、ゆっくり時間をかけようって言ったよね?
今じゃないって…………。」

益々イライラする悠君に

「うん、分かってる。
この間、『待つよ」って言ってくれた言葉も………意味も。」

「だったらどうして。」

冷たい視線に怯みそうになるけど………

ここで泣いて、伝えないのは……………いつもの二の舞。

だから。

「うん。
無理してとか……………
悠君の奥さんだからって思いは全然なくて。
純粋に
『悠君ともっと繋がったら…………不安なんて無くなるかな?』って思ったの。
尋ちゃんに電話したのは……………。
女の子にしか聞けない事だから……………。
『お風呂上がりに何を着たら良いの?』とか。
『お化粧は、した方が良い?』とか…………。
アルコールは………………」

「もう良い。
分かった。
…………………ごめん、俺の早合点。」

そう言うと、唯の隣に腰を下ろしてくれた。

…………………………良かった。
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