キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
唯は………

お兄ちゃんの司会通り

何も発することは出来ず、頭を下げるだけになった。

悠君の誓いの言葉も

一般からいうと………型破りだったはず。

でも…………

どの言葉よりも真っ直ぐで……。

唯達らしい誓いだったと思う。

だって誰一人文句や野次を言う事なく

笑顔と涙で承認の拍手をしてくれたから。

「この夫婦には、これからも泣かされそうだぁ~」っていう

お兄ちゃんの心からのツッコミ以外は…………。

「悠、唯ちゃん良かったな。」

「二人ともおめでとう。」

お兄ちゃんと洋介さんにお祝いを言われ

晴れて私達は夫婦となった。

「それでは、お待ちかねの誓いのキスとなります。
本日は、子供たちが大勢いるということで………
軽めにするとのことなので
シャッターチャンスをお見逃しなく!」

「なお、先程言いましたご希望がある場合は
大人時間に改めてお願いなさって下さい!」

お兄ちゃん達のからかいはほっておくとして……………。

実はこの誓いのキスは、悠君と何度も話し合ってきたの。

だって…………

みんなの前だよ!

絶対無理だよ~

頬っぺにチュッを希望の唯。

軽くでいいから唇にチュッを希望の悠君。

結局決まらないまま今日を迎えたの。
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