キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
向かい合い…………………。

身長差があるから、あまり低くなる必要のない唯は

少しだけ小さくなって

ベールを上げてくれる悠君と目を合わせた。

「唯には勝てないねっ!」

小声でささやいた後

チュッって、頬っぺたにキスをしてくれた。

「キレイだよ。
ありがとう。」ってもう一度ささやいて、元の体勢に戻ったところで………。

「ええぇ~!!!」ってブーイング。

えっ?!

びっくりして会場を見ると………

以前公開プロポーズをする事になった原因の美里ちゃん。

「どうして~
お姫様のキスは、王子様と口でするんだよ!!!」って…………。

慌てて口を押さえる美里ママを除く全ての人が大爆笑。

「小さな天使からのリクエストは、聞いてあげないと~」

洋介さんが笑いながらからかい。

悠君まで

「奥さん。
唯ちゃんのおねだりは、優先したいけど。
さすがに子供たちのリクエストには答えないとね!」って

腰を引かれたと思ったら

『チュッ!』

盛大なリップ音まで響かせて、唇にキスをされたの。

恥ずかしい~!!!!

真っ赤になって、悠君の胸に顔を埋める唯には………

みんなの微笑ましい笑顔は、見えなかったの。
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