キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「今日は、お昼を頼んでないから
下の売店で買っておいで。
夜からは、病院食が届くからね。」って

お部屋から出されちゃった。

今の間に、看護師さんと二人で処理させるのかなぁ??

ちょっとふてくされて、病室を後にした。




「彩ちゃん、ちょっといい?
聞きたい事があるんだけど………………。」

やっぱり気になって、彩ちゃんに電話してみた。

ヤキモチの事はナイショにして、看護師さんが言っていた

『色々な処置』について話すと………

「う~ん。
私は、手術したことがないから………
多分だけど。
手術の時って、ちょっとしたホコリもダメだから
無駄毛処理の事じゃないのかな?って思うよ?」

「無駄毛?」

「うん。
腸って………お腹の下の方でしょう?
だから…………。」

よく分かるような、分からないような………

あやふやな説明の彩ちゃん。

でも、手術の準備に必要で。

体の事だから、悠君が恥ずかしいって言ったのは

なんとなくだけど、理解出来た。

「まぁ、奥さんは唯ちゃんなんだし。
看護師さんは、患者さんみんなに同じ対応だから
気にしなくても大丈夫だよ。
あんなに、大事にしてる先生が浮気なんて絶対しないし。
したら、私達が怖いって分かってるから大丈夫。
それよりも、ちゃんと食べて体力をつけるんだよ。
しんどかったら、幼稚園は休んでも大丈夫だからね。」って………

ヤキモチ妬いてた事は、ばれてるし。

やっぱり唯の心配をされちゃった。

今から、お昼を買いに行く事を伝えると

『チョコレートとプリンは、頑張ったご褒美に食べるんだよ!
ご飯は、ちゃんと食べる事!
買った物や、食べた物を毎日写真で送って!!』って

唯の食生活の釘を刺して、電話が切れた。
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