キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「危なっ!!
お袋、居たんだ。
もうちょっとで、唯ちゃんに甘えるところだったぁ。」って。

別にお義母さんが居たって、甘えたって良いのに。

だって、凄く頑張ったんだもん。

「お疲れ様………。
痛む?
何かして欲しい事………ない?」

「喉が渇いた。」

そっかぁ。

「…………ごめんね。
麻酔がしっかり覚める、明日まで………
飲んだらダメなんだって。
もう少しして、看護師さんの許可が出たら
濡らしたガーゼで、お口を湿らす事は出来るって言われたけど…………。」

がっかりする悠君。

ホンの数時間前までは、元気に何でも出来てたのにね。

手術をすると…………

やっぱり大変なんだなぁ。

申し訳なく思っていたら………

「結婚して…………良かった。
目を覚ました時。
……………唯ちゃんの顔が一番に………飛び込んできて………安心した。
ねぇ………………引き出し………見た……………?」って。

コクンと頷くと

「そっかぁ…………………。
早く……………治す………………から…………………。
ごめんね…………………また…………眠くなって…………きた……………………。
後……………で…………ゆっ………く……………………り……………………
スゥ………………………スゥ……………スゥ。」

麻酔がまだしっかり効いてるみたいで…………

また寝ちゃった。

けど…………。

起きて凄く唸って、苦しむのかもって想像してたから。

痛み止めが効いて、苦しまないで寝てくれるのは………良かった。
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