キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「あぁ~
恥ずかしい!!
俺………唯ちゃんが思ってるような男じゃないんだ。
ヘタレで。
小さい男で。
自己中なの。
………………こんな俺だけど………
俺と結婚してくれる?」

隠した目を覗かせて尋ねる先生。

そんな事思ってくれてたんだ。

「俺………
唯ちゃんに告白するまでに………
一年近くかかってるの。
諦めようと悩んだことも、沢山あるんだ。
唯ちゃんは、自分に自信がなくてダメダメだって言うけど………。
俺は…………
ずっとずっと片想いして
やっと手に入れた女の子なの。
幼稚園でも人気者で。
誰もが好きになる子が自分の彼女になって。
嬉しいけど………
正直、未だに信じれない気持ちなんだよ。
彩ちゃんの時『別れたい』って言われて。
『嫌だ!!』って思う自分の他に………
『とうとう言われる時が来たかぁ』って思う俺がいたんだ。
未だに、また言われないかって……
不安になる時もある。
だから、今日みたいに保護者に結婚を認められたり。
婚約が決まっちゃうと
ついつい、はしゃいじゃうんだ。」

それで今日は、あんなにお喋りしてたの?

「結婚………止めるなんて言わないよね??
唯ちゃんの理想に近づけるよう………
頑張るから。」
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