復讐寮~罰ゲーム~
もう1度
「ねぇ、今日の夜男子たちを呼ばない?」


そう言ったのは瞳だった。


あたしと亜沙美は通常通り授業を受けて、寮へ戻って来たところだった。


今は3人で瞳の部屋にいる。


瞳の部屋には焦げたクッションが置かれたままになっていて、相変わらずタバコ臭い。


「今日の夜? どうかしたの?」


そう訊ねると「1日中寮の掃除をしてたら、気が狂いそうになるの」と、瞳はタバコをふかしながら言った。


「明日まで頑張れば謹慎も終わるのに?」


亜沙美が呆れた様子で言う。


あたしも亜沙美と同意見だった。


昨日は夜に抜け出して遊びに行っているし、そこまでストレスが溜まるとは思えなかった。


「いいじゃん。昨日はスイーツ食べただけで帰ったから、欲求不満でしょ?」


瞳はあたしへ向けてそんな言葉を投げかけた。


まるであたし1人が性欲狂いみたいだ。

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