愛してると3回言って
楠木……?

今、楠木って言った?

まさかあの楠木さん?


「はい!」


聞き覚えのある声が耳響く。

私たちのところにやってきたのは紛れもなく、楠木榛翔だった。


「楠木、この言語わかるか?」

「どれですか?」


これなんだけどとリーダーが見せると、あ~これですかと何か納得したように数回頷いた。


「分かりますけど、また珍しい言語を使いますね」

「忙しいのはわかっているんだが、楠木くらいしかパッと思いつかなくてな」

「他にできる奴いるとは思いますが、業務要件は?」


そういって2人が私を見るので、パソコンで見せながらわかっていることを伝える。

こんな時に1週間前の出来事を思い出している場合じゃない。
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