Mein Schatz
「………………あ…………愛……してる」

緊張しながらエヴァンはクラウディアに、初めて愛の言葉を口にする。いつも以上に胸が高鳴り、体中が熱くなる。それでも、エヴァンはクラウディアの目を見つめ続けた。

「…………愛してる。だから、兄上の言葉を気にしないでくれ。…………私たちは、愛し合って温かい家庭を作ろう」

クラウディアは優しく微笑む。それでもまだ、涙はこぼれていた。

「……はい。私も、エヴァンさんを…………愛しています」

エヴァンは、クラウディアの左手の薬指にもう一度結婚指輪をはめる。そして、キスを繰り返した。

そして結婚から一年経ち、二人は一つになった。互いの体に触れ、愛を確かめ合った。もう恥じらわずに愛の言葉を口にできる。

「愛してる」

エヴァンがそう言い、クラウディアにキスを落とす。エヴァンの背にクラウディアは華奢な腕を回した。

「……私も、愛しています」

「いつまでも共にいよう」

互いの温もりが、愛を育てていく。
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