飛び降りて、一緒に死のっか。
「そうだね」
「……緑は……、最後くらい私に、愛をくれる?」
「当たり前でしょ」
柔らかに笑った。激しく風が吹いた。
「もう、死ぬ……でしょ?」
「死ににここに来た、から……やるべきことはちゃんとやるべき」
「同じく」
私たちは笑って、ちょっぴり口を歪めて、勢いよくハイタッチをした。
「……あ、ケータイ、なった。通知いっぱい……電源切っちゃお」
「束縛?」
「そ。GPSつけられてるから……もうバレちゃった……かもね」
朝早くからここに来た。まだ、6時半。
「……じゃあ、もう、死のっか」
ズボンのお尻をパンパンと叩いて、彼はしっかりと立ち上がった。
「……そうだね」
にこり、と。嗚呼、なんでだろう。
愛がほしいのに、私は……愛を受け入れる準備をしていない。また、愛想笑いをした。
合わせることを望んだ。