婚前溺愛~一夜の過ちから夫婦はじめます~


「えっ、何それ。一緒にご飯食べるだけって、ルームシェアじゃあるまいし」

「あ、でもそういう感じかも。それぞれの部屋もあるから、食事以外は別々だし」

「へっ!? え、それってまさか、寝室も別々ってこと?」


 妙に驚くリアクションを取られて、恐る恐る頷く。

 すると、日菜子は更に目を見開いた。


「うそ、一緒に寝てないの!? え、何よそれ」

「今のところは……。引っ越してきたときに、ひとりで住んでた時に使ってたベッドを運んでもらってて、それを今も使ってて」

「ちょっと……」


 呆れたように言葉をなくした日菜子は、そのままコーヒーの入るカップを手に取った。


「それ、彼が許してるの? 寝室別々でいいって」

「え……うん」

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