一生一緒
冗談だと思っていたのに目の前の男は楽しそうな顔をして本気で戦っている。





棗の怒りを煽るように偽りを述べている。





彼を見ていると私の心にある感情が芽生えていた。







それはーーー怒りだ。






私は段々と紅蓮の言葉や態度に怒りを覚えてきた。




棗と対峙している紅蓮は余裕そうに見えて必死なのだろう。




対する棗は汗一つ掻かず余裕そのものだった。




「……」





私は未だ争っている二人のもとへ歩き出す。





「美幸さん!?」





制する無限を無視して二人に近寄る。






直ぐに棗が気付く。





棗の攻撃が止んだことを不審に思い紅蓮が振り向くと同時に…






パチンっ







乾いた音が響いた。


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