一生一緒
ショッピングモールは想像よりも大きくてさらにその人の多さに私は戸惑う。




「さぁ、美幸さん!欲しいものは何でも買いますから!」妙に張り切っている無限。




「……」




欲しいものよりも今はとにかく帰りたいと思う。





「人がちょっと多すぎたね。大丈夫?」




心配して聞いてくるアキラになんとか頷く。




「……み、皆と離れなければ…」




しかしやはり彼らの外見は目立つようだ。




明らかに女性の視線が多く近寄りはしないが遠巻きにかなりの女性に囲まれている。




意外なことに男性の姿もありこの人たちは男性にも人気があるのだろうと思った。






実際は彼女の事を見ている男性陣だったりする。





棗と無限、アキラが目配せしたかと思うと男性から見えないように陣形を組まれ私の姿はすっぽり三人の影に収まった。




「では気になるお店があれば入っていきましょうか」と無限

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