アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
「大丈夫。俺、君よりも14歳年上だけど、夜も頑張るから。」

「えっ、あの……」


14歳も年上だったんだ。

若く見えるから、そんなの感じなかった。

しかも、夜も頑張るって……

やだ私、そんな事に、期待して。


「週末だけどね。」


私は思いっきり、折橋さんの体を突き放した。

「いや、やっぱり週末だけって、可笑しいと思うんです。」

「何が?お互い、縛られなくていいじゃん。」

「そう言う問題じゃ、ないと思うんです。」

「じゃあ、どう言う問題?」


どう言う問題って、結婚って毎日、一緒にいたいからするものなんじゃ……


「ああ、週末だけじゃ足りないって事。」

「そ、そうです。」

「やだなぁ、つむぎさん。意外と欲しがり?大丈夫。週末にまとめて愛してあげるから。」

「そっちの話じゃありません!」

そう言っているのに、折橋さんはもうリムジンに乗っている。
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