アラフォー×バツ1×IT社長と週末婚
とは言え、このままじゃあ、私は立ち直れない。

明日の予定がないと言うだけで、眠れそうにない。

「そうだ。折橋さんに、会いに行くって言うのは?」

私は、ガバッと起き上がった。


折橋さんに会いに行くだけなら、結婚なんて関係ない。

しかも、自分の好みのタイプに会うんだから、元気もチャージできる。

うんうん。

明日の予定は、それにしよう。

そして私は、意気揚々と眠りについた。


次の日の朝。

どうした訳か、一睡も眠れずに朝を迎えた。

興奮しすぎたのか、胸がずっとドキドキしていたのだ。

鏡を見ると、見事にクマ出現。

折橋さんに会いに行くって言うのに、愕然する。


「今日は止めようかな。」

どうせ会うんだったら、綺麗な時に会いたい。

少なくても『うっ!こんな顔だったのか!思い余って、結婚って言ったけど、取り消せるかな。」とは、思ってほしくない。
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