ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
鯖を使って、昼食を用意する。

イクシオン殿下はカイロス殿下に先触れを書くという。その間に、ちゃっちゃと作ることにした。

料理を始めようと腕まくりしていたら、リュカオンがやってくる。

『何を作っている?』

「できてからのお楽しみ」

そう答えるとリュカオンは追求せず、尻尾を振ったまま待ってくれる。

まず、鯖を三枚おろしにしてピンセットで骨を抜いたあと、酒で臭み消しをする。醤油とみりんで味付けしたいけれどないので、すりおろしたショウガと牡蠣油を馴染ませた。

続いて、ソースを作る。酢と砂糖、塩、生唐辛子を混ぜて煮詰めるだけ。ニンニクも入れたいところだけれど、カイロス殿下と面会するので使わないでおいた。

とろみがついたら、なんちゃってスイートチリの完成である。

そろそろ鯖に味が馴染んだ頃だろう。身に片栗粉をまぶし、油でジュワッと揚げる。キツネ色になったら、油を切ってあげるのだ。鯖の竜田揚げの完成である。

昨日焼いたバケットに切り目を入れ、レタスとスライスしたトマト、鯖の竜田揚げをサンドする。竜田揚げにスイートチリをかけたら、“鯖サンド”の完成だ。
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