ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
「このあと、カイロス殿下に面会に行きましょう。正直に、私ですと言うから」

「アステリア、無理はしなくてもいい」

「覗いた私も悪いから、きっちり謝罪させていただくわ」

「でも、兄上がアステリアを望んだら、私は――」

だからナイってば、という突っ込みをゴクンと飲み込み、なるべく優しい声で諭すように指摘した。

「お父様の結婚許可証があるのでしょう? イクシオン殿下が持っている限り、いくらカイロス殿下でも破棄はできないと思うけれど」

「そうだ。私達には、結婚許可証があった」

イクシオン殿下を大人しくさせることに成功し、ホッと胸をなで下ろす。

「カイロス殿下のもとに行く前に、食事を取りましょう」

「そうだったな」
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