ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
イクシオン殿下が、両殿下に肉まんについて説明してくれる。
「こちらが、特別にご用意いたしました“肉まん”という料理です」
「肉まん、か。初めて聞くな」
「見た目からは、どんな料理かまったく想像もできない。これは、この国の料理なのか?」
「いえ、こちらは私の婚約者アステリア・ラ・アストライヤーの実家に古くから伝わる食の書物に書かれてある、古代人の料理から着想を得て作ったものです」
前世で覚えた料理がおいしいのは、私の手柄ではない。私が考えたように扱われるのはおこがましい。そのため、以前から料理について聞かれたら、実家にあった古い書物から調べたものだと答えるようにしている。
まずは、毒味をする。スノウベリー国の毒味は、ごくごく普通に食べ「問題ないです」と返してくれた。なんだか物足りないと思いつつも、国王陛下の毒味係がオーバーリアクションなのだろう。
肉まんを紙袋に入れ、王太子夫婦へと差し出した。
「こちらが、特別にご用意いたしました“肉まん”という料理です」
「肉まん、か。初めて聞くな」
「見た目からは、どんな料理かまったく想像もできない。これは、この国の料理なのか?」
「いえ、こちらは私の婚約者アステリア・ラ・アストライヤーの実家に古くから伝わる食の書物に書かれてある、古代人の料理から着想を得て作ったものです」
前世で覚えた料理がおいしいのは、私の手柄ではない。私が考えたように扱われるのはおこがましい。そのため、以前から料理について聞かれたら、実家にあった古い書物から調べたものだと答えるようにしている。
まずは、毒味をする。スノウベリー国の毒味は、ごくごく普通に食べ「問題ないです」と返してくれた。なんだか物足りないと思いつつも、国王陛下の毒味係がオーバーリアクションなのだろう。
肉まんを紙袋に入れ、王太子夫婦へと差し出した。