ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
「父がぼやいていたわ。護衛に支払う給金よりも、身の代金が高いから、護衛を雇うほうが安上がりだと」
「そうか。アステリアは、外に出るのが恐ろしくなかったのか?」
「恐ろしさよりも、好奇心が勝ってしまって。外には、面白いものがたくさんあるから」
イクシオン殿下は窓の外に目を向ける。大道芸人の玉乗りが披露中だった。絶妙なバランス感覚で、玉の上でお手玉をしている。
「そうだな。外の世界は、面白い」
窓の外を続けて眺めていると、小さな子どもがイクシオン殿下に気付いた。パッと花が咲いたように笑顔に変わり、ぶんぶんと手を振っている。イクシオン殿下は軽く振り替えした。
子どもがはしゃいでいたので、周囲にいた人々もイクシオン殿下の姿を見てハッとなる。皆、微笑みながら歓声をあげていた。
「私を見るだけで、国民は、笑顔になるのだな。不思議だ」
「王族とは、そういう存在なのよ」
「私は、国民を笑顔にできるようなことを、できていただろうか?」
「思い出せないのならば、今からすればいいのよ」
「そうだな」
外の世界を見るイクシオン殿下の瞳は、何かふっきれたような色彩を放っていた。
「そうか。アステリアは、外に出るのが恐ろしくなかったのか?」
「恐ろしさよりも、好奇心が勝ってしまって。外には、面白いものがたくさんあるから」
イクシオン殿下は窓の外に目を向ける。大道芸人の玉乗りが披露中だった。絶妙なバランス感覚で、玉の上でお手玉をしている。
「そうだな。外の世界は、面白い」
窓の外を続けて眺めていると、小さな子どもがイクシオン殿下に気付いた。パッと花が咲いたように笑顔に変わり、ぶんぶんと手を振っている。イクシオン殿下は軽く振り替えした。
子どもがはしゃいでいたので、周囲にいた人々もイクシオン殿下の姿を見てハッとなる。皆、微笑みながら歓声をあげていた。
「私を見るだけで、国民は、笑顔になるのだな。不思議だ」
「王族とは、そういう存在なのよ」
「私は、国民を笑顔にできるようなことを、できていただろうか?」
「思い出せないのならば、今からすればいいのよ」
「そうだな」
外の世界を見るイクシオン殿下の瞳は、何かふっきれたような色彩を放っていた。