ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
ヘルアーム子爵のタウンハウスは、貴族の住宅街の片隅にあった。

すぐに子爵とは会えたが――。

「え、領地から救援連絡ですか? そのような話は聞いていませんが。国の支援もあって、だいぶ復興が進んでいると、連絡が来ております。報告書は、この通り」

領地の統治は、優秀な分家の家長に一任しているらしい。

「イクシオン殿下直々にいらっしゃるので、何事かと思いきや。大丈夫ですよ。安心してください」

そうは言っても、リュカオンが嘆きを聞いたというのだ。どうにも引っかかる。

「アステリア、もう、帰ろう」

「え、ええ」
< 207 / 253 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop