ポンコツ令嬢に転生したら、もふもふから王子のメシウマ嫁に任命されました
絶望していたそのとき、私達に救いの神が現れた。

「いいじゃないか、認めておやりよ」

部屋に入ってきたのは、豪奢なドレスをまとった白髪頭のお婆ちゃん。

彼女は確か、三か月前の舞踏会で付添人をしてくれた女性だ。

「あ、あなたは――!」

「久しぶりだね。この前は、大変世話になった」

コルセットをきつく締めすぎていたため、気分が悪くなっていたところを助けたのだ。

「お元気なようで、何よりだわ」

「おかげさまでね。お礼をしようとしていたんだけどね、ちょっとバタバタと忙しくて。すまなかった」

「いえいえ」

そういえば、お婆ちゃんの名前を聞いていなかった。

「私も安否を確認しようとしたんだけれど、名前がわからなくて」

「ああ、名乗っていなかったね。私は――」
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